KJ13953-C、76x31cm、ウズベキスタン、アンティークジャジム織(ウール/ウール)

キリム長さ 90cm前後, 商品

キリムNo.: KJ13953-C

産地: ウズベキスタン、アンティークジャジム織(ウール/ウール)

寸法: 76x31cm

価格: 36,300円

縦糸で柄を付けている渋く織りの細かい布は、どこか日本的で懐かしさを感じさせます。「これは何?」と尋ねる私達に、問屋さんは「ウズベキスタンのジャジム織りと言って縦糸が柄になっている織物だよ。ウズベキスタンは絹の産地だから、絹織物の細かさを目にした遊牧民が、手元の素材で絹の細さに挑戦したのだろう。技術のいる織りだよ。」と説明しました。ちなみに、キリムは横糸で柄を表現している織物です。

ジャジム織りとは、何回も強く撚りをかけ作った細く丈夫な糸を、30~40cm幅の細い織り機に縦糸として張ります。撚りが強くかかった縦糸の横幅は40cm位までが限界です。習慣で、縦糸を20~30mも長く張り、細い布を織る彼らの織物は、幅がこれ以上になると、織りがよれてしまい、滑らかな仕上がりにならないのです。ありえない織物に溜息が出ます。柄部分以外の縦糸は、裏で浮き糸となっています。
細く長く織られた布を、必要サイズにカットし縫い合わせ、敷物、衣類入れ、間仕切りやタペストリー等を作り、使い継いできました。

濃く暗く渋い青はインディゴですが、日本の鉄紺(てつこん)に似ています。
植物による染色は、色が濃くなるほど手間のかかる仕事です。日本では藍を使う青色は、昔から、虫除け、マムシ除けとして、広く人々に浸透していました。たっぷり藍に浸した紺色の足袋、脚絆や野良着など、藍色は野外で働く人々や旅人達に必需品として重宝されました。
日本の代表的伝統色は、ジャパンブルーとして西洋に広められていきました。感じる懐かしさは、この辺にあるのかもしれません。

14~15世紀、インディゴの集散地、コンスタンチノープル(イスタンブール)には、皮袋に詰められたインディゴがインドより輸送され、シルクロード経由、ウズベキスタンの織り手達の手に渡って行きました。古い色の代表格の赤と青は、昔から広く世界の人々に好まれてきたのです。

しっとりした色調の古布は、どのような空間でも独自の世界を作り出す力を持っています。


眼=邪視除け、 羊の角=繁栄、たくましさ、 樹=子孫繁栄


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