KJ28145、111x81cm、ディアルバクル, オールドキリム

商品, 逸品キリム

キリムNo.: KJ28145

産地: ディアルバクル, オールドキリム

寸法: 111x81cm

価格: 160,000円 (税別)

東トルコの西南に位置するディアルバクルは山岳地帯です。植物の入手が難しく、多くのキリムは無染色のナチュラルなウールやヤギを使い織られてきました。
手元にあるのはナチュラルな糸でも、そこは創造力豊かな織り手たちです、思いっきりそれぞれの創造の世界を展開しているのが、ディアルバクルの織り手たちです。

日々、刻々と移り変わる自然、毎日の出来事、願いや思い、など、それぞれの感性に響く様々な出来事を、きっちりと織物の中に表現できる力を身に付け、先祖より伝え継がれた織物以上の出来栄えを目指し、技術を、感性を磨き続けた織り手たちです。

あるキリムは、天然色の濃い茶と薄いベージュを使いコントラストの強さで、織り手の気持ちを表現しています。また、あるキリムは同色の濃淡を穏やかに滑らかに使い、まるで日出から日没まで刻々と変化する一日を表現しているかの様です。

そんな鍛え抜かれた感覚の持ち主が、幸運にも手にした植物で染めた色糸で織ったキリムは、「ミフラブ文様(礼拝用デザイン)」です。でも、ディアルバクルのキリムらしく、縦糸にヤギ、横糸の濃茶もヤギの毛が使われています。山岳地帯では、柔らかい草が必要な羊の飼育は難しく、織り手の工夫と苦労が見えます。
直毛のヤギの毛を扱えるには熟練した腕と根気が必要です。これは、ディアルバクルの織り手だからこその作品です。

色糸を使える喜びに満ちた織り手は、きっと神様と対話を続けながら織りを楽しんだのでしょう。この上ない幸せな時間から織り上げられたキリムは、品格すら感じさせる穏やかで美しいキリムです。大事に伝え継がれ柔らかくなった藤色と黄緑がからし色とこげ茶とマッチした現在、落ち着いたしなやかさはこのキリムの価値となりました。

長い間の工夫が、技術を鍛え、人々を育てるキリムの世界に、学ぶものが山ほどあります。



ミフラブ文様=礼拝用デザイン 眼=邪視除け 星=幸せへの願い
ドラゴン=豊かさをもたらす


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