KJ22707、39x39cm、ウズベキスタン、スザーニオールドクッション(シルク/シルク)

クッション, 商品

キリムNo.: KJ22707

産地: ウズベキスタン、スザーニオールドクッション(シルク/シルク)

寸法: 39x39cm

価格: 9,500円 (税別)

イスタンブールのマーケットで見つけたクッションは、ホッコリした温かみのある赤色にトルクメン族の衣装の一部が縫い付けられていました。衣装部分は絹布の上に絹糸で細かい刺繍がなされた古いスザーニ(刺繍)です。

シルクロード草原を中心に発展してきた中央アジアやカフカス地域は、長く民族の攻防を続けた歴史を持ち、国を超え多くの遊牧民が暮らしてきました。
染織物、装身具、金工品や陶芸品などの多彩な工芸品に見られる、それぞれの部族が誇りを持ち育んできた美意識は、個性的で、魅力的です。

牧畜民(定住民)と遊牧民をつなぐ接点として、バザールが経済活動を支えてきました。
特に絨毯やフェルト、キリムなどの織物や絹や綿の手織物などは、決まった日に近隣から運び込まれたり、遊牧民が持ち込んだりし、バザールは大いに賑わいました。
人々は物々交換をしながら、新しい文化や伝統に触れ、大いに触発されながら、また、次の町へ遊牧を続けました。

ウズベキスタンで縫製されたこのクッションは、伝統的なトルクメン族の衣装のスザーニ部分を中央に、ウズベキスタンの特産品の絹織物がクッションの地布に使われています。それが、中東No1.の観光都市イスタンブールで売られているのです。国境を越えた往来は、現代でも続いているようです。

カフカス地域の衣装はどれも美しく個性的です。
トルクメニスタンの女性の衣装は「チュルピ」と呼ばれ、頭から被って着用する、日本でいえば着物の上に着る「丹前」、あるいは、「どてら」の様なものです。長い袖は手を通すことなく形だけの飾りです。黒、紺、緑、ダークな赤色は若い女性用だったそうです。

そんな先祖の衣装を、制作者はおしゃれな動きのある布として、クッションに再生しています。一針一針、丁寧に入れられた先祖のスザーニが、時空を超えた子孫との共作に、幸せな表情を見せています。

 


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