KJ33456、32x41cm、コンヤ、アンティークキリム額(ウール/ウール)

キリム額, 商品

キリムNo.: KJ33456

産地: コンヤ、アンティークキリム額(ウール/ウール)

寸法: 32x41cm

価格: 38,000円 (税別)

(額縁:洋桜、 色:アンバー)

大きかった時は、さぞや華やかなキリムであっただろうと容易に想像できるアンティークキリムは、額に入ってもウールの艶やかさに目が留まります。

現代ではカイセリが、この雰囲気を持った新作キリムを柔らかく撚った糸で織っています。誰もが惹かれる華やかなコンヤの柄は、現代では産地を飛び越えて、世界中がマーケットと考える問屋さんから私たちの空間へつながっています。

何よりも惹かれたのが、織り手の幅広い色出しの力です。
茜と藍の割合を工夫し染め出した鮮やかな赤の赤紫色、茜と黄色から薄い赤色の桃色、茜、藍、黄色の掛け合わせから取り出した濃い赤の蘇芳色(すおういろ)の三色の赤色を染め分けています。 
もう一つ織り手がこだわったのが緑色です。赤、青、黄の三色の配分を変えながら、薄い黄緑の抹茶色(まっちゃいろ)、濃い黄緑の草色、草色より渋い苔色(こけいろ)、暗い黄緑の鶯色(うぐいすいろ)に染め分けています。
染め上がったばかりの華やかな色のグラデーションは深く鮮明な表情を見せ、誰もが織り手の高い力量を認めたことでしょう。

深い色調のキリムの成熟に力を貸してくれたのは自然です。時間、空気や光のお陰でキリムの色調は、より深く複雑になりました。また使い継いだ子孫がウールの表面の無駄毛を取り、ウールは一層艶やかになりました。糸のツヤという何よりも強い味方が、それぞれの色に深さと輝きを与えています。

もう一人、力を貸してくれたのがキリムの洗濯をした子孫です。洗いがうまくなく赤色が浸みだしてしまいました。天然の白いウール糸の上に載った赤色は、白色を柔らかいピンク色に変え、キリム全体のバランスをより柔らかくしています。
織り手と自然そして子孫の共作キリムは、輝きを増しながら額の中で、押さえた華やかさをこれからも放っていきます。



ベレケット=豊穣、 羊の角=繁栄、たくましさ、 狼の口=邪視除け、 眼=邪視除け


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