KJ36022、120x90cm、コンヤ、草木染め、新作キリム(ウール/ウール)

キリム長さ 120cm前後, 商品

キリムNo.: KJ36022

産地: コンヤ、草木染め、新作キリム(ウール/ウール)

寸法: 120x90cm

価格: 93,000円 (税別)

キリムを織る事は、昔から女性達の仕事でした。
女性たちは、忙しい家事や家畜の世話の合間の時間を見つけては、毎日、織り機に向かい自家用キリムや、娘の嫁入りの持参品キリムを織り続けてきました。キリムを織ることは毎日のルーティンであり、どんなに素晴らしいキリムでも、部族が称賛されることはあっても、個人名が評価されることはありませんでした。

キリムがインテリアの必需品となった現代、トルコでも織り作家と呼ばれる肩書を持った人が現れました。それも男性です。
このキリムの制作者は絨毯屋の三代目の、上品で穏やかな表情の問屋さんです。
問屋さんは、オスマントルコが最も隆盛を極めた17~18世紀のキリムに注目し、当時宮廷を華やかに飾った「チューリップ」文様のキリムの製作や草木染めの再現に熱心に取り組んできました。その結果、いつからか男性の染色家として脚光を浴びる様になりました。

彼は草木で染めた糸を細く強く撚り、明るく華やかで濁りのない色調のキリムを織り上げます。その中に細い絹糸で織られた美しく華奢なチューリップを遊ばせ、「チューリプの時代」を表現しています。

オスマントルコの隆盛期(17~18世紀)の王様は、宮殿を大好きな「LA-LE-LI(ラーレーリ)(チューリップ)」で飾りました。王様の大好きなチューリップは、現在ではイスタンブール市の花となっています。

伝統に従い植物の根から抽出した茜色に黄色を加えて、コーラルピンクのようなやさしい色を出しています。それを囲む卵色も「おいしそう!」と声が出そうなほど、膨らみと深さがあります。
繊細な絹糸でウールの間に織り込まれているチューリップは、ウール糸との段差をほぼ感じさせません。織り手が、それだけ細いウール糸を作り、それだけ細い絹糸をウールの厚みに近づける技術を身に付けていると言う事です。
大学で教える彼の工房は、キリムを次時代に繋ぐと言う意義に燃えた若い女性たちのキラキラ輝く瞳と若い賑やかな声で、毎日が楽しそうです。



チューリップ=神を象徴しています


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