KJ36101、140x100cm(含フサ)、マニサ、新作キリム

キリム長さ 150cm前後, 商品

キリムNo.: KJ36101

産地: マニサ、新作キリム

寸法: 140x100cm(含フサ)

価格: 98,000円 (税別)

現在、輸出用キリムの一大産地は西アナトリアのデニズリです。デニズリに近いウシャクやエシメなども、それぞれ伝統を生かした化学染料の新作キリム作りに精を出しています。この地域のキリムは、強く丈夫に撚られた縦糸に横糸をぎっしり詰めたキリムで、ダイニングテーブルの下や、元気な子供達の部屋などに好まれます。

また、中央アナトリア、カイセリもデニズリに続く大きな輸出キリムの産地として、知られています。カイセリキリムは伝統に従い縦糸と横糸を柔らかく撚っています。張られた縦糸に入れる横糸は、柔らかい撚りのお陰でホンワリと軽く、まるで毛布のようです。
優しい雰囲気をたたえたカイセリキリムは、癒し系のキリムとして人気があります。

ここマニサは、カイセリのデザインと色調を取り入れながら、より上質の細く強い縦糸に細い横糸を使ったキリムを織っています。イスタンブールの問屋さんグループは、マニサにも工場を持ち、輸出用キリムの質と技術の向上に心を砕いて頑張っているのです。

そんな問屋さんが広げたマニサは、乾燥地帯を連想させる濃い赤色です。トルコの代表的な赤色は植物の根から染め出される茜色です。これはオレンジを含んだ赤です。水の豊富なアジアの赤です。それに対し乾燥地帯の赤は、オレンジを含まない血のような赤色です。

問屋さんは、最初に植物の茜で赤色を染め、次にその糸を化学染料の赤で染めた結果、手にしたのがこの赤色と言いました。光の下に置くと、オレンジ色が顔を出す理由がわかりました。「では、同じ色の2枚目のキリムが出来るのね?」との問いに、「植物と色は神様からの贈り物。先祖と同じ方法で染めたが、染め上がる色は神様にお任せだね。植物は生き物だから同じもの2枚は出来ないよ。」と、真顔で答えました。

オリジナリティを目指す問屋さんが染め上げた赤色を前に、先祖の織り手達は、多分、笑顔を見せているでしょう。競争社会を生きる彼らの先に先祖がいてその先に神様がいる、何とも不思議な問屋さんの心意気に思わず笑顔の私たちに、飛びっきりの価格を提示した問屋さんです。

世界で一枚しかない赤色です。先祖の伝統と自然の力、そして神様の御心と問屋さんの心意気が生み出した赤色は、広げているだけでエネルギーと楽しさを運んできます。



眼=邪視除け、 櫛=幸せな結婚を願う

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