KJ35586、245x148cm、バルーチ族, アンティークキリム

商品, 逸品キリム

キリムNo.: KJ35586

産地: バルーチ族, アンティークキリム

寸法: 245x148cm

価格: 748,000円

パキスタン、イラン、アフガニスタン国境にまたがる砂漠地帯や低木地帯を居住地とした
バルーチ族の織物は、多くが重くくすんだ色調です。その色合いに、部族の歴史や生活や思考、厳しい地形や気候、伝統的な遊牧生活の過酷さなどの投影を感じることが出来ます。

明るく豊かな色調のトルコ・アナトリアキリムの対極にあるバルーチの緻密で重厚感あふれるキリムは、世界情勢もあり、近年、コレクターや熱狂的バルーチファンの間で、益々高い評価を得ています。日本でも上等のバルーチは心待ちにされているキリムです。

バルーチ族の最高のキリムとは、濃い藍、黒、濃い茜などの重く暗い限られた色調で、表情豊かに織られた細かい柄付けの織物です。 高地や山岳地帯では、植物の入手が難しく、染色も長い時間を要する根気のいる仕事です。インティゴを濃く重ねた黒に近いものが、最も高価な織物として評価されています。
100年近いキリムには、良質のウールが使われており、トルコ同様、キリムが娘の結婚の持参品であり、娘の実家の実力を表し、織り手の技術を披露し、実家に富みをもたらすものであったことを物語っています。

このアンティークキリムは長い間丁寧に使い込まれた結果、細く固く撚られた上等のウールが芯だけになり、キリムの落ちつた色調をより引き立て、一層のツヤを与えています。
細い横糸で織り上げられた錦織りは、平織りの三倍近い糸が入れられています。様々な技法を一枚の布に織る作業は、常に縦糸と横糸の張力を均一に保たなくてはなりません。
これだけの大作をほぼ真っ直ぐ織った織り手の力量は、バルーチの誇りであり、きっとアジアの素晴らしい織り手の一人と言っても過言ではないでしょう。
どのような空間にもマッチする、バルーチらしい逸品です。

狼の口=邪視除け 羊の角=繁栄、豊穣、力強さ 水の流れ=生命を支える水が常に身近にありますようにとの願い


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