KJ39022、153x56cm、パッチワークカーペットランナー(コットン/ウール)40~50年

商品, 小さなランナー

キリムNo.: KJ39022

産地: パッチワークカーペットランナー(コットン/ウール)40~50年

寸法: 153x56cm

SOLD OUT
 
 パッチワークカーペットと呼ばれる、毛足をカットしたラグがここ数年来人気です。
床暖房が普及した結果、毛足の長いカーペットでは床から熱が上がらず、ラグ状態の敷物が注目された結果です。
 
トルコでは絨毯も沢山生産されていました。しかし、何と言っても女性の織物であるキリムの人気が高く、絨毯は問屋さんのストックルームで長い眠りについていました。そこに目を付けたのが、ヨーロッパのデザイナー達です。
現代インテリア空間にモダンにマッチする軽やかでエレガントな敷物として、従来の長い毛先をカットし、パッチワークした斬新さに人気が集まりました。
 
問屋さんは、大、中、小の型紙を使い、大きな天然のカーペットを小さなピースにしていきます。その過程で、まったく汚れやシミのないピースとシミや汚れがあるが使えるピースに分類します。
きれいなピースは、そのまま天然の贅沢なパッチワークになり、シミや汚れのある部分は染色しカラフルなパッチワークに再生します。
 
これは、きれいな部分だけが使われたランナーです。本来のカーペットは、40~50年くらい前の絨毯です。この40~50年間はキリムの最盛期と重なったため、売られることもなくストックルームで眠っていたものです。
 
エレガントな小柄を選び、所々織りの上下を逆に使うことにより、ランナーの表情をより立体的に、よりおしゃれに見せています。穏やかな絨毯を連想させるおとなしい雰囲気のランナーですが、ダウンライトの下では、小柄が生き生きと浮き上がって見えます。
 
キリムと言い、パッチワークと言い、織り手の創造力をしっかり受け継いだ現代の製作者の努力が、再生された新しい作品に息吹を与えています。最後まで使い切り土に還すという循環をしっかり守り継いでいる彼らに、教わることばかりです。
 
 



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