KJ30718、164x67cm、コンヤ, トルクメン族, オールドキリムランナー

商品, 小さなランナー

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キリムNo.: KJ30718

産地: コンヤ, トルクメン族, オールドキリムランナー

寸法: 164x67cm

価格: 150,000円 (税別)

6世紀より、羊やヤギなどの家畜の飼育をしやすい土地を求め、西へ西へと移動しながらアジアの西のアナトリアにやってきた遊牧民の部族は、1000も2000もいたそうです。
家畜を連れ、一年中移動を繰り返し、水と草を追い求めながら生きた遊牧民には、太陽の光に恵まれたアナトリアは、家畜の飼育に最適な土地でした。多くの部族は、強固な血族集団であり、固い絆のもと、一つの大きな家族のように助け合いながら生活を続けてきました。
お蔭でキリムのデザインは、他部族と混じり合うことが少なく、それぞれの部族の印すなわち家紋として、代々その子孫に織り継がれてきました。

コンヤ地方を移動したトルクメン族は、横縞柄を織り継いできた部族です。
彼らは細いコットンを縦糸に、ウールもコットンの糸のように細く撚り、横糸に入れるといった、気の遠くなるような作業を伝統として伝え継いできました。
トルクメンの織り手たちは、どこまでも細い糸で、どこまでも薄いキリム作りに挑戦し続けました。この細さに匹敵するキリムは、ヨーロッパ側トルコのシャルキョイあるいはロシアのカラバ地方のキリムです。どちらもコレクターたちに人気のキリムです。

このキリムは、上等のウール、柄を使わず草木染めの濃淡で見せる美しい色調、時代を超えたモダンなセンスなどが、私たち日本人にピッタリ馴染み、人気の高い一枚です。キリム柄でないのが他国の人々の感覚に訴えかけないのか、競争のない価格で手に入れられる有難い逸品なのです。

遊牧民の気持ち良い香り(アロマ)を漂わせながら、シャキッとした大人のおしゃれな雰囲気を持ったオールドキリムは、80年くらい前のものです。
天然の濃い茶と白に、藤色と抹茶色の縞柄のシンプルなキリムですが、気持ちをキリムに向かわせると織り手が見えてきます。色糸の分量や縞柄がそれぞれ違います。
キリムを織るという自分だけの時間が、豊かな感性を持った織り手を鍛え、これほど美しい表現をさせるのです。何もない自然の世界と部族の固い絆が、どこまでも美しいキリム作りの応援団なのです。



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