KJ36836、139x93cm、エシメ、セミオールドキリム

キリム長さ 150cm前後, 商品

キリムNo.: KJ36836

産地: エシメ、セミオールドキリム

寸法: 139x93cm

SOLD OUT

まだ幼さを感じさせる孫娘の嫁入り支度に、織り手はエシメに伝わるミフラブ文様(礼拝用アーチ)を、かわいらしい色調と全体的に丸い柔かな柄付けで織りました。
 画面一杯に柄を付けるのがエシメの伝統です。このかわいらしいキリムを目にするたび、孫娘が幸せだった祖母との時間を思い出すよう、孫に教えたすべてのキリム柄を織りこんだのでしょう。
これを受け継いだ孫娘は、母や祖母がしていたように、それぞれのデザインに願いを込めながら、いずれ自分の娘の為にキリム作りに励むようになります。

 遊牧民の家具であり、娘の嫁入りの持参品であったキリムは、いつの時代も感性を磨いた創造力に富んだ織り手により、次世代に伝え継がれてきました。織り手は、生きている時代の感覚を伝統に加味しながら、先祖伝来のキリムを次世代へと織り継いだのです。

 40年ほど前、化学染料が一般的になったころのこのキリムは、当時の新しい技法である「天日干し」という工程が加わる事により、先祖からの伝統に近い色調を創り出しています。草木染めをするように、化学染料を丁寧に使った染色が創り出すキリムのかわいらしい雰囲気は、見る者に懐かしい昔を思い起こさせるようなやさしい力があります。

どの時代もこの様な工夫が加えられたからこそ、キリムは遊牧民の文化として多くの人々の支持を得てきたのです。
 上下はほつれを早く修理しなかった為、掛けていますが、これもこのキリムの表情です。

 


 生命の樹=不滅の繁栄、 眼=邪視除け、 狼の口=邪視除け、 足かせ=友愛
 羊の角=繁栄、たくましさ、 ベレケット=豊穣、 ミフラブ文様=礼拝用でサイン


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