KJ13601、144(含フサ172)x104cm、アダナ/レイハンリ(レイハンル)、ベイリーオールドキリム(~100)(コットン/ウール)

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キリムNo.: KJ13601

産地: アダナ/レイハンリ(レイハンル)、ベイリーオールドキリム(~100)(コットン/ウール)

寸法: 144(含フサ172)x104cm

価格: 240,000円 (税別)

1995年、アダナを探していた私たちに、問屋さんが得意げな表情で広げてくれたキリムは、トルコではあまり見かけない臙脂色よりも濃い魅力的な赤色です。その仕事の細かさは、アダナキリム以上です。アダナの前身レイハンリ(レイハンル)の織りを身に着けた織り手の作品とのことでした。

レイハンリキリムとは、19世紀中頃、カフカス地方からレイハンリに移動してきた遊牧民の織り手が織った、精緻な織りの華やかで美しい上質のキリムです。

(マイギャラリー:KJ17485&KJ16097)

カフカス地方のキリムは、昔から、高級官僚や王族の屋敷の広い空間を飾るために織られてきました。織り手達は、上質の糸を細く、強く、丈夫に撚り、植物で深い色に染め、キリムの画面一杯に柄をつけ、他地域より抜きんでた美しいキリムを織り上げてきました。

本来、キリムは遊牧民が代々織り継いできた、彼らの家具であり嫁入りの持参品などの生活必需品でした。その対極にある抜きんでた質の良さと高い芸術性を持つレイハンリは、外貨を稼ぐ商品として人気を誇り、レイハンリはアナトリアで最も素晴らしいキリムの一つと言われてきました。

残念なことに、技術は継がれることなく、現在、レイハンリでの織りは終わっています。

1980年頃から輸出を照準に織られるようになったキリムの中でも、小ぶりで明るく優しいパステル調のアダナキリムは、日本の空間に合わせやすく人気がありました。

アダナキリムの織り手たちの先祖は、近隣のレイハンリの高い質や色調の美しさに触発され、本来のアダナに、糸、染め、デザインなどを通して、レイハンリに近づく努力を重ねてきました。100年前後のキリムが、アダナ/レイハンリと呼ばれる所以です。

経糸がコットン、横糸がウールのキリムは、無染色のウールが時間と共に落ち着き、赤色の華やかさが一層アダナらしさを見せています。房にはキリムに使われた色糸が丁寧にまかれ、織り手の思いが伝わってきます。織り手との対話が楽しい逸品です。

 




眼=邪眼除け、 ベレケット=豊穣、 足かせ=一致団結、 狼の口=邪眼除け、 櫛=幸せな結婚を願う、 羊の角=繁栄、力強さ


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