KJ27016B、101x49cm、コンヤ、オールドキリム(ウール/ウール)

キリム長さ 90cm前後, 商品

キリムNo.: KJ27016B

産地: コンヤ、オールドキリム(ウール/ウール)

寸法: 101x49cm

価格: 38,000円 (税別)

KJ-27016Aの裏側だったキリムです。細長いクッションだったキリムを一枚に開くと、光が当たらなかったボーダーには、染められた当時の深い濃い茜色が残っていました。上下に房を作り、余分な縫い糸の始末をすると、まるでボーダーの濃い赤色があえて作った飾りの様で、古布を一段とおしゃれに見せています。思わずうなり声が出たほど、改めて、手仕事の素晴らしさを実感させてくれます。

人目に触れない裏側と言え、織り手は縦糸の茜をグラデーションに織り機に掛けています。地中海岸が生産地の憧れの真っ白いコットンをようやく手に入れた織り手は、テントの中心のインテリアとなり、白いコットンの美しさが最も強調される細長い袋を織りました。
コットンと共にジジム(刺繍)織りをする糸は、化学染料を使い緑、藍、からしに染めました。地になる縦糸と横糸は植物で茜色のグラデーションに染めています。

50~60年ほど前のトルコでは、このようなキリムがまだ自家用に織られておりました。
天然の白いコットンに加え、植物染料と化学染料で染めた糸で時間を考えず心行くまで自分のイメージに忠実に、織りたいキリム作りを楽しむ織り手達です。その後にやってくる輸出をまだ意識していない時代からの贈り物です。

袋であった細長いキリムをほどき、2枚にしたのは当方のスタッフです。
キリム下部の両側に見える茜の濃い部分は、移動の際、ビッシリ荷物の入った袋を運ぶため付けられた太い丈夫な紐の後です。
通常これら細長い袋は、ヤギやロバの背に括られました。毎年ほぼ同じ牧畜民の土地を通過する遊牧民です。遠目からでもその部族が認識できるよう、表側には日本の家紋のような部族の文様が織り込まれました。人目に触れない裏側も、織り手は上等のウールを使い、ありったけの技術で織りを進めました。それが見る者を惹きつける力です。

自然光をあてると表情を変えるキリムは、これからも持ち主と共に時を重ねながら、益々磨かれていきます。玄関、タペストリー、パーソナルチェアの前、チェストの上など、どこにでも使い易いキリムです。

 




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