KJ32092、92x50cm、トルコ、コンヤ、トルクメン、アンティークキリム(コットン/ウール)

キリム長さ 90cm前後, 商品

キリムNo.: KJ32092

産地: トルコ、コンヤ、トルクメン、アンティークキリム(コットン/ウール)

寸法: 92x50cm

価格: 45,000円 (税別)

SOLD OUT

コンヤ地方を移動したトルクメン族は、柄を持たず横縞柄でキリムを織り継いできました。
彼らは、濃い茶、茶、チャコールグレー、グレー、ベイジュ、オフホワイト、ホワイトなどの羊の天然の色やダークグレーなヤギの天然の色をベースに、少々の色糸を加え、薄くて丈夫な洗練された縞柄を織ってきました。
シンプルでありながらも深い表情を見せるナチュラルが基調の縞柄は、日本の現代空間にも合わせやすく人気があります。

彼らの100年以上前のキリムには、このようにウールを何色かに染め分け、色使いを楽しんでいるものが見られます。空気も水も土もはるかに健康だった100年以上前、光を一杯浴びた植物は、染める前の天然の糸が持つツヤを消すことなく、ウールを美しく鮮明な糸に染めました。

無染色で十分に美しい糸を染色するのは、高い染色技術を身に付けた熟練した織り手です。染料となる植物を入れた鍋に天然の糸を浸し、徐々に色を濃くしていくのが染色です。油分を含む動物の毛は、染色過程で徐々に油が抜けるため、現代の糸では3回位までが染めの限界です。

染色液に浸す時間を加減しながら幅のある鮮明な色糸を染め出せるのが、キリムに精通した創造性を持った織り手たちです。彼らは、目の前に広がる大地や空の色、四季折々の植物の色を念頭に、染めることに集中していきました。

明るく薄い赤の薄紅(うすくれない)色のグラデーション、その間に見えるのが桃色、藤色、オレンジ色、レモン色、柳色に藍色、天然の白と茶色も加わります。色糸は、赤、黄、青の割合いを少しずつ変えながら、それぞれ鮮明な色を生み出しています。
織り手を取り巻く日々の自然の変化は、織り手の観察眼や表現力を鍛え、感性豊かなアートが生まれました。

細く強く丈夫に撚られたコットンの縦糸に入れられた華やかな色糸は、長い時間の協力により、柔らかく褪色した心地良い表情になりました。




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