KJ24485、129x83cm、マラティア、アンティークキリム

キリム長さ 120cm前後

キリムNo.: KJ24485

産地: マラティア、アンティークキリム

寸法: 129x83cm

価格: 200,000円 (税別)

強い光を浴び、つやつやと輝く小さいけれどパワフルなキリムに惹きつけられるように入った店は、マラティア・クルドの専門店です。
マラティア・クルド族は、先祖から伝え継がれた横縞柄を忠実に織り継いできた人々です。
100年以上前のキリムは藍、赤、茶などの濃く重い色調、オールドクラスは豊潤なマラティアを象徴するかのように底抜けに明るく豊かな色彩です。日本の空間にピッタリの幸せを運ぶような草木染めキリムは、人気者でした。

草と水がなくなると次の牧草地に移動を繰り返した彼らの織り機は、織りたたみが簡単で地面に水平に置かれた、幅80cm位までの水平織り機です。この織り機では、単純な横縞柄が限界でした。クルド族は長い間、先祖から伝えられた横縞柄を忠実に織り継いできましたが、それがデザインに多様性のない単純なキリムとも言われました。

しかし、中央から東アナトリアの所々に定住したラシュワンと呼ばれたクルド人達は、この様に複雑なデザインでキリム全体を埋め尽くす、「ラシュワン(Rashwan)織物」と呼ばれるキリムを織っています。彼らは定住したお陰で、織り機を地面に固定しこの様に左右対称の柄のキリムが織れました。
遊牧民と同じルーツを持つ彼らのキリムは、伝統である艶やかなウール、鮮明な染色そして確かな織りが目を惹きます。

強く丈夫に撚られたコットンを縦糸に、上質のウールを横糸にびっしり滑らかに入れているのは、何十枚もキリムを織った熟練した織り手です。
地中海岸で多く生産されるコットンは、山岳地帯のマラティアでは貴重品でした。マラティアの織り手の多くは、貴重なコットンを柄にメリハリを与えるアクセントとして、大事に横糸に使っています。

ラシュワンの織り手は定住していたお陰で、定期的にコットンを入手する方法があったのでしょう。人目に触れない縦糸にコットンを使った織り手の腕の確かさを、何度も水が通ったキリムが見せるしなやかさが証明しています。




ミフラブデザイン=礼拝用文様、眼=邪視除け、ベレケット=豊穣、 エス(S)字フック=邪視除け、櫛=幸せな結婚を願う

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