KJ39010、40x40cm、アダナ、アンティークジジムクッション(ウール/ウール)

クッション, 商品

キリムNo.: KJ39010

産地: アダナ、アンティークジジムクッション(ウール/ウール)

寸法: 40x40cm

価格: 24,000円 (税別)

「逸品キリム」にアップしております、KJ-19597のランナーの一部だったものです。娘の嫁入りの持参品だったキリムは、テント一杯に敷けるほどの4mに近い長さで、上下2枚に剥がれ、幅が60cm程のひょろ長い織物でした。

「何に使ったの?」「何人の客人が座ったの?」「大きな人ははみ出したわね?」と、それぞれが好きな事を言っている私たちに、「この細かさと美しさはハレの日の敷物さ。新しい情報を持ち突然やって来る旅人や親類が集う祭り等の時、来客を敬う気持ちと共に、織り手の織りの力を見せつける場に飾られ、その家の財力と実力を示した織物だ。」と、問屋さんは説明してくれました。

目の前にある100年以上前の織物は、まるで時空を飛び越えて来たのかと思えるほどのきれいさと華やかさを見せています。
何回も染められた深く鮮度の高い藍色をベース地に、コットンの白糸とアダナにはあまり見られないコチニールの赤のような紅色を使い、細かい柄をキリム全体にジジム織りのように刺繍しています。

本来、ジジム織りは、縦糸に横糸を入れながら平織りを進めていく過程で、その横糸の上に色糸を通し、柄を織り込んでいく技法です。しかし、織り手は、ランナーが織り上がった後に、刺繍をするように色糸で細かい柄を付けています。左右、上下の柄の大きさの違いが、ジジム織りでない事を教えてくれます。

どれほどの時間をかけ4mの長さに刺繍を入れたのでしょう?なぜ、これほど大変な作業を進めたのでしょう? 様々な疑問が浮かびます。これらの質問や「これもジジム織り?」に、「ジジム織りとは刺繍織りのこと、色糸を横に入れて柄を付けているから、自分はこれをジジム織りと呼ぶよ。後はね、織り手に聞いてみたいね。」と、答えた問屋さんです。

長過ぎた部分が、この様にきれいなクッションになりました。
いつの時も感性と創造性を鍛え続けた織り手に習い、私達もインテリア空間を自分の物に出来れば、織り手は笑顔を送ってくれるはずです。

 



バードック(ごぼう)=裕福、 チェスト(箱)=子孫繁栄、 眼=邪視除け


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