KJ33736、189x30cm、コンヤ、アンティークキリム(ウール/ウール)

商品, 小さなランナー

908KJ33736 189x30cm

キリムNo.: KJ33736

産地: コンヤ、アンティークキリム(ウール/ウール)

寸法: 189x30cm

価格: 63,000円 (税別)

「複雑な色!」「デリケート!」「ツヤツヤ!」「縦縞が日本っぽい!」と次々に声を上げる私達を、手招きしドアを開けた問屋さんは、「好きだと思ったよ。イスタンブールと青森の緯度が同じだ。その周辺の植物は、似た気候のせいで近い色が出る。これは西洋アカネの色さ。」と説明をしてくれました。

青、赤、黄と藍か黒のすべてを混ぜた様な赤茶色です。何と言う色でしょうか?
茜、臙脂(えんじ)、小豆(あずき)、蘇芳(すおう)、葡萄(ぶどう)、おまけに朱色、赤色に分けられる色が全部感じられる赤色です。

赤色の植物染料の赤い根は、温帯アジアが原産で茜と呼ばれました。古代には、インド、ペルシャ、エジプトにまで分布し、15~16世紀にはヨーロッパに広まり、18世紀後半には、西洋アカネ(マダー、Madder)となったと言われています。
トルコの赤も、インドを起源とする茜に由来していると言われます。

そんな茜をベースに、何回も色を重ねた結果手にした色は、深く、重く、時に暗く、時に明るく、光と時間によりクルクルと表情を変える赤色です。
藍色もしかりです。

目を見張るほど細く強い縦糸を織り機に張り織った細長い織物はトルコでは、「縦糸が表面になる平織り」です。イラン、アフガニスタンやウズベキスタンではジャジム織りと呼ばれ、縦糸で柄を付けています。
横糸には、天然の濃い茶のウールが使われています。縦糸横糸とも、馴染み易い羊の毛が使われた織物は、100年以上の時間が経っても見事に滑らかで、織り手の力量を伝えています。

植物染料に力を発揮した織り手は、化学染料を使い濃い赤色を染めました。
1866年、ドイツで生まれた化学染料は、瞬く間に中東遊牧民に広まりました。いくら色を重ねても出せない化学染料のハッとするような鮮明な色は、当時の織り手達の心を揺さぶったようです。縦に2本、横に3本入れられた赤色のおしゃれ感が、クラシックな赤と藍の縞柄をモダンにしています。




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