KJ25421、219x159cm、コンヤ、ベイリーオールドジャジム(ウール/ウール)

キリム長さ 2m以上, 商品

キリムNo.: KJ25421

産地: コンヤ、ベイリーオールドジャジム(ウール/ウール)

寸法: 219x159cm

価格: 260,000円 (税別)

4枚に剥がれた大きなキリムは、ジャジム織りと呼ばれる技法です。
キリムが横糸で柄を付けるのに対し、ジャジムは縦糸で柄を付けていきます。この技法は、トルコを始め、イラン、アフガニスタンやウズベキスタンなどでも見られます。

ジャジム織りが織れるのは、織りを習熟した織り手です。大きな特徴は、縦糸を作る時、その糸に強い撚りをかけます。縦糸一本、一本に強い撚りが掛っているため、織り機の幅は最大30~40cmまでが限界です。これ以上になると、縦糸と横糸の張力を均等に保てなくなり、張られた縦糸がよれてしまいます。
日本では、縮緬(ちりめん)と呼ばれる着物や半襟に使われている技法で、表面を立体的に仕上げるため何回も糸に撚りをかけるのです。

縦糸は用途により、10~30m位までの長い糸に作られます。決められたデザインに沿い、縦糸を織り機に掛ければ、作業の80%は終わりです。後は横糸を表面に出ないように入れていきます。
この古布は長さ約10mで織られました。織り手は間仕切り、壁掛けあるいは布団カバーや床敷き等、何にでも使える織物を作ったようです。長い布はカットされ、4枚に縫い合わされています。長い間使い続けたにもかかわらず、丈夫な古布は状態が良く艶やかです。

とてつもない時間をかけた高い技術の織物は、当然のごとく部族の織り手達により伝え継がれてきました。
なぜ大きな織り機で織らないの?なぜ、縦糸にこんなに強い撚りをかけるの?なぜ10mも長いの?沢山のなぜ?なぜ?が浮かんでくる古布です。が、織り手たちは尊敬し敬う先祖のとんでもない仕事に、戸惑いながらも、近づく努力を重ねました。そして、いつしか先祖を越えた織物を織り上げたのです。

使う人の幸せを願いながら織り込まれたグリーンの布に、織り手の優しさが感じられます。
バックグラウンドを知ることにより、織り手にグーッと近づけるのがキリムです。




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