KJ38870、40x39cm、シバス、セミオールドキリムクッション(ウール/ウール)

クッション, 商品

キリムNo.: KJ38870

産地: シバス、セミオールドキリムクッション(ウール/ウール)

寸法: 40x39cm

価格: 9,500円 (税別)

SOLD OUT

両側に鳥達を従え、大きく羽を広げ中央をゆったりと飛んでいる鳥は、どこを目指しているのでしょう?大空の先にある天国?楽園?それともねぐら?そんな事を連想させる印象的な赤色のキリムは、東トルコ、シバスの40年位前のセミオールドです。

40年位前とは、キリムがインテリアアイテムとして、あるいは1500年も続いてきた織物文化として、世界の人々が認め始めた頃です。また、1866年、ドイツで生まれた化学染料も織り手の間に広く行き渡ってきた頃です。

古くから商業都市として栄えたシバスは、多くの外国人が様々な交易品を持ち行き駈った街です。シバスを通過する織り手達の楽しみは、新しい空気や交易品に触れる事でした。見たこともない外国の色彩やデザインは、彼女たちの創造性を刺激し、部族に伝え継がれてきた伝統のキリムに新しい息吹を吹き込み、織り手達は一層高い所を目指しました。
そんな先祖のお陰で多種多彩なシバスは、輸出が盛んになった40年位前から、輸出用キリムの産地の一つとして脚光を浴びてきました。

伝統的なキリム柄を自分流にアレンジしているキリムからは、織り手の心根が伝わってきます。植物染料に長い間向き合い化学染料も使いなれた織り手は、化学染料の液に糸を付ける時間を工夫しながら、憧れ続けた膨らみのある深い赤色を生み出しました。

トルコでは赤はオレンジを含んだ暖かい茜色で、豊かな水と光が生み出す赤です。織り手が憧れたのが、シバスでは地域的に難しい、乾燥した地域の黒身のある赤色です。この赤は、イランやカフカス地方に見られる赤です。

憧れの赤色を手に入れた喜びを鳥に託し表現している織り手です。大空に大きく羽を広げはばたくのは織り手自身です。どこまでも広がる終わりのない大空の先にあるのは、織り手が夢みる楽園です。



鳥=幸せの予感


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