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このデザインは本来、シヴァス(Sivas)-シャルキスラ(Sarkisla)周辺で織られていました。ブルガリアに移住した誰かによりアナトリアに伝わるデザインが伝わり、ブルガリアの技術力でシャルキスラのデザインを織るといった珍しいキリムが仕上がったのです。
楽園をイメージして織られた化学染料のキリムです。この美しさです。タペストリーとして使われていたようです。
中央のベースに使われているのは、「緋色(ひいろ)」に近い色です。緋色とはアカネ草の根で染められた、最も鮮やかな赤い色につけられた呼び名です。
そこに置かれた柄は「生命の樹」、樹に止まる沢山の鳥は、天国を表す色グリーンで表現されています。何度か色が掛けられた化学染料は、日本の植物の色では、黄緑色を表す萌黄色(もえぎいろ)と若草色が葉緑素の色を増し濃くなった草色の中間の色がピッタリです。
化学染料でも我々の植物に近い色を出せる織り手の技術力には敬服します。
「枝の鳥が飛びたった時魂は天国へ行く」、来世を信じる織り手の世界観が伝わってくる逸品です。
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